![]() ![]() |
抗体は今や分子生物学研究の基本ツールとなり、様々な実験に利用されています。その中でも、モノクローナル抗体はポリクローナル抗体に比べ規格を画一化し易く、再現性高く大量に利用できることからもますます注目されています。ここでは、モノクローナル抗体の受託製作各社の調査をし、各社がPRしている内容を比較することで受託サービス比較のポイントをお伝えします。
免疫動物・技術概要
基本的に、マウスでのモノクローナル抗体作成が主流です。通常では6ヶ月ほどの期間で製作されていましたが、腸骨リンパ節法に対応した数社では3ヶ月での納品が可能になってきています。また、ジーンフロンティア社では、ファージディスプレイ法を応用したin vitroでの抗体作成技術を持っております。組み換えワクシニアウイルスによる抗体作成を提供している企業もあるようです。
必要抗原量
企業により、数100μl~数mgまで幅があるようです。技術力の一つの指標とも言えます。
抗原条件
タンパク質、ペプチド、ハプテン、cDNAなど、実験に必要な抗原条件を提示している企業もあります。
想定合計金額
今回の調査では、動物2匹で抗体作成をした場合を想定して算出した想定値を掲載しています。ケースバイケースですので、参考価格としてご利用下さい。また、動物を使わないサービスを提供する企業につきましては、標準的な価格を記載しています。50万円前後~160万円ほどまでの幅があり、価格だけでなくサービス内容の確認が必要と言えます。
納期
納期は実験方法に依存すると言えます。通常の抗体作成だと約半年、腸骨リンパ節法だと約3ヶ月です。ジーンフロンティア社の抗体職人というサービスは、10週間~という数字を掲載しており、差別化されています。
納品産物
培養上清の量、クローンの数が各社設定が異なります。ぜひ比較してみてください。大量培養が別メニューになっている場合もありますので、注意が必要です。
失敗時の保証
多くの企業では失敗時には20%~半額ほどの割引料金での実施をしています。一方で、数社は成果保証している企業もあり、安心して依頼できる体制をとっている企業もあります。
上記のように、各項目を比較検討していただきたいと思っています。
金額は当然のことですが、お忙しい研究者にとっては納期も重要ではないでしょうか。
また、高額のサービスであることから、失敗の際の保証も重要かと考えます。これらの点を総合的に判断し、モノクローナル抗体受託サービスを活用して研究推進に活かしていただきたいと思います。